こんにちは、めがねリーマン(@megane30s)です!
「嫌なことを言われても言い返せない…」
「あとあとなんで言い返せなかったんだろうと思って落ち込んでしまう…」
そんなことありませんか?
私は人に言い返したり、反論するのが苦手でした。
今回はそんな自分を変えるために読んだ本を紹介します。
脳科学者の中野信子さんが書かれた「キレる!」という本です。
「そうはいってもキレることって難しい…」
そう思うかもしれません。
しかし、私はこの本を読んで、
「うまくキレることもやっていこう!」
と思えました。
私がこの本を読んでみて、考えたこと、学んだことを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
★★★
本の概要
まずは簡単に本の概要を紹介します。
この本は、「キレるときの脳のメカニズム」や、「キレる人との付き合い方」、また「いかにうまくキレるか」などキレることについて様々な切り口で解説してくれています。
そして、キレることを考え、身に着けることで、人間関係の作り方や(精神的に)いかに楽に生きるかについて学べる本です。
★★★
こういう人におすすめ
この本は以下のような人におすすめです。
- 普段キレる人が近くにいて困っている
- 嫌なことを言われても言い返せない
- 相手の言動にもやもやしてストレスをためてしまう
私自身、上司から嫌なことを言われたり、キレられたりしても、言い返せず、後々つらい気持ちになることがありました。
この本を読むことで、キレることが必要だと理解でき、うまいキレ方を学べます。
★★★
学んだこと
次にこの本から学んだことを紹介します。
私はこの本から主に3つのことを学びました。
- キレることは自分を守ること
- いい人である必要はない
- 逃げるのも大事
本文の内容や私の経験をもとに紹介していきます。
★★★
キレることは自分を守ること
まず「キレることは自分を守ること」だということです。
私は、そもそも人前でキレたことがなかったり、「キレることで相手からどう思われるだろう」と思ってしまったり、「逆ギレされたらどうしよう」などと思ってしまっていました。
私のように、キレるのが苦手な人は多いと思いのではないでしょうか。
しかし、私はこの本を読み、嫌なことをされたとき、「自分がキレなければ、嫌な人に搾取され続ける」ということを学びました。
本の中では以下のように書かれています。
自分が不利益を被っているとき、搾取されているとき、相手が圧力を加えてきたとき、それに対して怒りを感じるのであれば、どんなにキレることが嫌でも、また、慣れていなくても、自分の怒りをキレるという形で、はっきりと相手に示す必要があります。相手に悪意を持って不利益を与える人は、反撃をしてこない人を探し、その人を狙って攻撃し続けるからです。
私自身、上司から嫌なことをいわれたとき、キレたり、「嫌だ」ということを伝えることができませんでした。
その結果、「言いやすい人」というレッテルを貼られ、その上司からは何度も嫌なことを言わるようになったという経験があります。
そのときの私は、「自分は人間関係を作るのが苦手なんだ」、「自分はコミュ障なのかな」などと思ってしまっていました。
今思えば、キレることの重要性を知らず、何度も攻撃されるのは自分に原因があると思い込んでいただけなのだと思います。
本にあるように、キレてくる人は、「反撃してこない人」や「言いなりになる人」を探して、攻撃し続けます。
自分を追い込まず、よい人間関係を構築するために、キレることは自分を守ることだと考え、うまいキレ方を学んでいく必要があると学びました。
★★★
いい人でいる必要はない
次に、「いい人でいる必要はない」ということです。
私のようにキレるのに慣れていない人の中には、「キレたら嫌われるんじゃないか」、「いい人でいたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。
私自身、そもそもキレることはハードルが高いと感じていて、その理由として、「いい人と思われたい」と思ってしまっていたように思います。
しかし、この本を読み、その考えをやめた方がいいと学びました。
この本の中では、中野信子さんが海外にいたときに学ばれたことを以下のように紹介されています。
私がヨーロッパの研究所に赴任していたとき、同僚から言われた言葉があります。「Don't be nice!」゛いい人になるな”という言葉です。
この文章を読み、私はこれまですべての人に対して「いい人でいよう」と思い込んでしまっていたと気付きました。
そのために、嫌われるのを恐れ、キレることができなかったのだと理解しました。
しかし、嫌な態度をとってきたり、キレてくる人は、自分にとって大事ではない人のことが多いです。
大事にしない人を受け入れたり、言いなりになってしまっては、自分自身を傷つけたり、時には大事な人を傷つけてしまうことがあります。
本当に大事な人を大切にし、自分を守るためにも、キレてくる嫌な人に対しては、「嫌われたとしても別にいいかな」と思うことが大事だと思います。
そのためには、すべての人にいい人であることはやめることが大事だと学びました。
そして、「キレていいんだ」と思うようにし、キレてくる嫌な人に対しては、毅然とした態度をとることで、キレられないポジションにもつながると思います。
また、この本の中には、「いかにキレるか」について、様々な方法が紹介されていますので、それをみてキレる練習をするのもよさそうです。
★★★
逃げるのも大事
最後に、キレてくる人から逃げることも大事だということです。
そもそもキレてくる人は性格上キレるのを何とも思っていなかったり、キレる対象をさがしていたりします。
そういう人に対して、キレることを身に着けてうまくコミュニケーションをとれればいいのですが、難しい場合もあると思います。
そういうときには、逃げることも大事だと思います。
本の中では以下のように書かれています。
ただ、会社を辞めることに罪悪感を持つ人もいると思いますが、毎日キレる人と関わることで、仕事どころではなくなり、そういう状態で職位にあり続けることこそ、だれの得にもならないものでしょう。逃げ場がなくなり、心を病み、最悪の場合に自らの死を選ぶよりは、会社を辞めることも、冷静に視野に入れるべきです。
すべての人にいい人である必要はないということを書きましたが、そもそもそういう人と一緒にいる必要もないと思います。
日本人だけでも1億人以上います。
すべての人とうまくやる必要はなくて、大事だと思える人とうまくやっていけばいいのではないでしょうか。
キレてくる嫌な人といることで、自分を追い詰めてしまうよりも、逃げて自分を守ることの方が大事だと思います。
キレてくる嫌な人に会ってしまったときには、まずはキレられるかどうかを考え、難しいようであれば、逃げることも考えてみてください。
★★★
今回中野信子さんの「キレる!」を読んで、私が学んだ3点について紹介しました。
- キレることは自分を守ること
- いい人である必要はない
- 逃げるのも大事
この3点を意識するだけでも、キレてくる嫌な人に対しての心構えができ、人間関係が楽になるのではと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
★★★
紹介した本
今回紹介したのはこちらの本です。
記事で紹介した以外にもうまく「キレる」にはどうすればよいかなど、学びが多い本です。
気になった方はぜひ読んでみてください。
私はこの本で中野信子さんを知り、ファンになりました☆
この記事が少しでも参考になればうれしいです。