こんにちは、めがねリーマン(@megane30s)です!
メンタルを病んで、
「どうすればいいんだろう…」
「何もやる気が起きない…」
「簡単にメンタルを改善する方法ってないかな…」
そう思う人は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、testosteroneさんが書かれている『心を壊さない生き方 超ストレス社会を生き抜くメンタルの強化書』という本を紹介します。
この本では、メンタルを強くする生活習慣やうつ病などメンタルヘルスに関する各病気についての解説がされています。
この本を読んで、生活に取り入れやすいと思ったことと、私自身がかかった「適応障害」と「うつ病」について、考えたことを書いていきます。
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この本を知ったきっかけ
testosteroneさんは多くの筋トレや運動に関する本やアプリを出されている方で、私はtestosteroneさんをTwitterで知りました。
Twitterでは筋トレ以外にも、メンタルを病まないためにどういう生き方をした方がよいかということを日々ツイートされています。
私は「メンタルがきつい」と思ったときに、testosteroneさんのツイートを知り、元気をもらえました。
そんなtestosteroneさんが精神科医の先生と一緒に書かれているのが本書です。
メンタルが不安定になり、休職してから、つらい状況を少しでも変えたいと考えていた時に出会ったのがこの本です。
メンタルに良いことだけでなく、私自身がかかった適応障害やうつ病についての理解をすることができ、勉強になりました。
予防のことが中心ですが、私のように、すでにメンタルクリニックに通っている人にとっても学びが多いのではと思いますので、おすすめです。
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メンタルによい習慣
まずは本を読んで、生活にとりいれたことを2つ紹介します。
朝食をとる
1つ目は朝食をとることです。
本の中では以下のように書かれています。
Aroraら(2012)がインドのデリーで行った調査によると、朝食をとる人ととらない人では、朝食をとる人の方が、栄養状態が良く、運動・活動量も多く、勉強時間が増え、うつ症状も少なかったそうです。
このように朝食をとった方がうつ症状が少ないという研究があるようです。
私自身は休職するまで朝食をとっていませんでした。
というのも、朝はなるべく寝ていたいというのと、あまりお腹がすかないということもあり、コーヒーを飲むだけにしていました。
しかし、この本を読んで、少しですが朝食をとるようにしました。
最初は胃が持たれるかなと思っていましたが、食べてみると朝から満足感があり、気持ちが落ち着けたように思います。
私の場合、バナナジュースを飲むようにしました。
簡単なものですが、朝食があると思うと、朝起きるのが少し楽しみになっていて、そういった楽しみもメンタルによいのかなと思っています。
また、他の方の研究でヨーグルトを食べ続けることがうつ症状の緩和に効果があるもいう情報もありましたので、今度試してみようと思います。
朝食をとっていない人には、私のように、まずは少しでも食べてみることから始めて、楽しみを作っていくのもおすすめです。
うつとバナナについては以下の記事に書いていますので、よかったら参考にしてみてください。
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緑茶を飲む
次は緑茶を飲むことです。
本の中では以下のように紹介されています。
東北大学のNiuら(2009)の研究調査では、緑茶を1日4杯以上飲む群は1杯以下の群に比べてうつ病のリスクが半分程度に減っているとしています。
緑茶にはテアニン、アルギニン、カフェインが含まれており、そのような成分がストレスを軽減してくれるようです。
私はそれまで、家では麦茶か水を飲んでいました。
しかしこの本を読んで、緑茶も飲むようにしました。
気持ちが少し落ち着いたかなと思います。
(なにより美味しいです!)
冬はそのまま、夏は冷やして飲んでいます。
ちなみに私が購入しているのはこちらの緑茶です。
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楽なので水出しができるティーパックがおすすめです。
朝食と緑茶を取り入れてみて、うつ症状の緩和に対する効果も期待していますが、何より、本を読んで試してみるの自体が楽しいと感じます。
本で紹介されているものを「もしかしたら効くかもしれない!」と思ってやってみていると、気持ちが前向きになれます。
このほかにもいろいろな習慣が紹介されていますので、気になった方はぜひ本を読んでみて、試してみてください!
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適応障害とうつ病について
次に私自身がかかった適応障害とうつ病について、本を読んで学んだこと、考えたことを紹介します。
適応障害とうつ病の違い
まず適応障害とうつ病の違いについてです。
- 適応障害:仕事や生活の中にストレスの原因があって、環境を変えたり調整すれば回復する
- うつ病:ストレスの原因を取り除いても回復しない
私自身、最初は適応障害と診断されました。
休職し、抗不安薬を服用していましたが、なかなかよくならず、結果的に1か月後にうつ病と診断されました。
どちらもストレスなどが原因で、眠れない、食欲がわかない、不安感を感じるなどの症状が出るようです。
そして、私のように適応障害から他の精神疾患になるケースはかなり多いようです。
本ではこのように紹介されています。
適応障害はうつ病を含むその他の精神疾患の引き金になるケースも多い(5年後になると、当初は適応障害という診断を受けた人のうち、40%以上の人が、うつ病などの診断名に変更されている、という報告もあります)ため、注意が必要です。
このように、適応障害から他の精神疾患につながることは多いようです。
ですので、ストレスがかかっていてつらいという状況があったら、まずはメンタルクリニックで相談してみるのがいいのかなと思います。
私はメンタルクリニックに初めて行ったときに先生から
「早く来てくれてよかった」
と言ってもらえ、安心しました。
早めに治療すると回復しやすいようですので、早めに相談するのがいいと思います。
(早すぎるくらいでもいいと思います!)
また私は抗不安薬を飲み始めてから、毎日どういう症状があったかを日記に書くようにしました。
服薬してもなかなか不安感が取れない状況が続いていましたので、そのことを診察の時に正直に話したことで、うつ病の治療に変わりました。
私のように日記に「症状を書く」、「薬が効いていそうかどうかを記録する」なども診察の時に役に立つと思いますのでおすすめです。
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うつ病は脳の病気
誤解されがちですが、うつ病は心の病気ではなく脳の病気です。
本の中でも以下のように書かれています。
うつ病は「脳の活動の障害」です。うつ病の体験記などを見ればわかりますが「本人が思考をコントロールできなくなっている」という意味で、脳が誤作動を起こしている状態=身体の病気と同じであるという認識の方が適切だと思います。
私自身、自分がなるまではうつ病は心の病気だと思っていました。
心の病気だと思ってしまっていたので、メンタルがつらいと感じていても、
「自分の心が弱いんだ」
「ポジティブに考えればいいんだ」
などと思って自分を追い込んでしまっていました。
脳の病気であるということを認識しておくだけでも
「早く病院に行った方がよい」
という判断につながるのではと考えています。
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学んだこと
この本を読んで、メンタルを病まないために生活を整えること、そして、不安感などの症状を感じたら早めに相談することを学びました。
また病気について知っておくことで、自分の調子が悪いときに、
「もしかしたら精神疾患かもしれない」
「病院で相談してみよう」
という考えに行きつけるのではと思います。
この本を通して、病気を知ることの重要性について、学べ、多くの人に知ってもらいたいと思いました。
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今回紹介した本
ここまで紹介してきたように、この本ではメンタルによい生活習慣と病気について学びが多く得られます。
冗談を交えながら、会話調で書かれており、読みやすいです。
メンタルについて学びたい方はぜひ読んでみてください。
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私の経験が少しでも参考になればうれしいです。