めがねリーマンのメンタル改善日記

『うつ病』を経験し、メンタルを改善するために学んだことを紹介します!

【実体験】休職してから傷病手当がもらえるまで~うつ病になったら知っておこう~

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こんにちは、めがねリーマン(@megane30s)です!

 

「休職してからお金が不安…」

「給与ないけどやっていけるかな…」

などとお金に関して不安を持ってしまう人は多いのではないでしょうか?

 

私自身、休職してからお金の不安を感じて生活できるかかなり不安でした…

 

しかし傷病手当金を申請し、少しでもお金が入ることがわかり、かなり安心しました。

 

とはいっても、

「傷病手当金ってどのくらいで入るの?」

「どれくらいもらえるの?」

などいろいろと不安な点があると思います。

 

そこで今回は私の経験談をもとに傷病手当金について解説します。

 

 

保険見直しラボ

 

傷病手当金とは

まずは『傷病手当金』について基本的な内容を解説します。

 

今回は加入者の多い協会けんぽの情報をもとに解説します。

ですので、詳しくはご自身が加入されている保険のHPや書類で内容を確認ください。

 

『傷病手当金』とは、仕事をしていて病気やけがで働けなくなった人が支給を受けられる手当です。

 

給与よりは少ない金額ですが、生活にはかなり助かります…

 

ではどのような場合に支給されて、支給される期間や金額はどのくらいなのかを紹介します。

 

対象者
  • 働いていて健康保険に入っている(協会けんぽ、組合健保など)
  • 業務外の病気やけがで働けない(業務中のものは労働災害保険になります)
  • 病気やけがで働けなくなり会社を4日以上休んでいる
  • 療養が必要で働けない(医者の見解が必要)
  • 給与の支払いがない(傷病手当金の額より少ない場合は差額が支給される)

 

支給される期間
  • 病気やけがで働けなくなって4日目以降に対して支払われる
  • 最長で1年半支給を受けられる

 

休み始めてから3日間は待期期間ということで支給なしとのこと…これはきついですよね…

 

しかし途中で会社を退職したとしても、同一の病気やけがが続いており働けない場合は1年半支給を受けられます。

これはありがたいですよね!

 

金額

金額は以下のように計算されます。

 

1日当たりの支給額=

(支給開始日の以前の12ヵ月間の各月の標準報酬月額を平均した額)×30日×2/3

 

標準報酬月額とは『報酬月額』を等級で区分して定められた額とのことです。

(『報酬月額』とは基本給+その他手当(通勤手当、残業手当、役職手当など)です)

 

ちなみに標準報酬月額は都道府県によって異なります。

 

例えば協会けんぽであればこちらで調べられます👇

令和5年度保険料額表(令和5年3月分から) | 協会けんぽ | 全国健康保険協会

(参考:全国健康保険協会HP)

 

ただ一点注意で、加入している健保に12か月以上加入していない場合は、以下のいずれか低い金額から計算されます。

(低い金額から算出されるのはきついですよね…)

  • 支給開始日の属する月以前の継続した各月の標準報酬月額の平均額
  • 全保険者の標準報酬月額の平均額

 

 

手当をもらえるまでの流れ

次に手当をもらえるまでの流れを解説します。

 

書類を書く

書類のポイントは以下です。

 

  • 『本人が書くもの』、『事業所(会社)が書くもの』、『医師が書くもの』がある
  • 毎月申請書を書く必要がある
  • 必要な添付書類がある

 

それぞれ解説していきます。

 

★★★

 

まず準備する書類についてです。

 

3種類あり、自分、会社、医師それぞれが記入する書類があります。

 

自分が各書類について、私の場合、書類を初めて書く際、かなりわかりづらく、苦戦しました…

 

ですので、記入例などを参考に書くようにしましょう。

 

協会けんぽでわかりやすい記入例がありましたので貼っておきます👇

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/kanagawa/cat080/hei/201910syoute.pdf

(参考:全国健康保険協会神奈川支部 傷病手当金支給申請書の記入の注意点)

 

また私の場合、

『自分が記入』→『医師に記入してもらう』→『会社に記入してもらうという』

という順番で進めました。

 

医師に記入してもらう際、申請月の翌月以降の記入でないといけないので、その点は注意です。

(例えば、6月分を申請する場合は7月1日以降に記入してもらう必要があります)

 

★★★

 

次に、書類は毎月(毎回)申請する必要があります。

 

ですので、早く受け取りたい場合は、なるべく早めに準備しておき、月が変わったら早めに申請するのをおすすめします。

 

私の場合は、月の途中で病院にその月分の傷病手当の申請書を渡して置き、月が変わったら早めに書いてもらうようにしています。

(おすすめです!)

 

★★★

 

最後に、必要な添付書類があるので注意です。

 

私の場合は転職しており、保険加入期間が12か月未満でしたので、『取得接近調査書』というものが必要でした。

 

傷病手当は加入している健康保険が変わるも支給の状況を引き継ぐ場合があるようで、転職してまだ1年経っていない人は『取得接近調査書』が必要になります。

 

この『取得接近調査書』には以前の会社で加入していた保険番号や加入日などを記載する項目がありましたので調べて記載しました。

 

このときマイナンバーを持っていれば、マイナポータルで確認できますので、かなり便利です。

(マイナンバーを持っておいてよかったと心底思いました…)

 

他にも障害手当を受けている場合なども書類が必要なようですので、各保険期間で何を添付する必要があるか確認するようにしましょう。

(添付書類が漏れていると支給が遅れる場合があるようなので要注意です!)

 

申請する

書類がそろったら、各書類を発送しましょう。

 

発送する前に

  • 書類に不備はないか
  • 添付書類は整っているか
  • 発送先は間違えていないか

など注意しましょう。

 

給付を受ける

書類を出して、問題なければ支給を受けられます。

 

このとき個人口座にそのまま入金される場合と会社に振り込まれてから入金される場合があります。

(保険や会社によって異なるようです。)

 

私の場合は会社に振り込まれてから会社から個人口座に振り込まれるという流れでした。

 

最初の給付を受けるまでが不安ではないでしょうか?

 

「書類は問題なかったかな…」

「いつ入るのだろう?」

などなどいろいろ考えてしまいますよね…

(私は毎日のように考えてしまっていました…)

 

正直この期間がかなりつらいです。

 

私の場合、1回目の振り込みまで申請から約1か月半かかりました…

(正直もっと早くしてほしいと感じました…)

 

私のように気になってしまうと不安感が大きくなるので、

 

「いずれ振り込まれるからいっか」

 

くらいの気持ちで構えておくようにしましょう。

 

気にしていても振り込み期間が早くなるわけではありませんので、気にしないのが吉です!

 

注意すること

最後に注意することを2点だけ紹介します。

 

領収書をとっておく

まずは『領収書をとっておくこと』です。

 

これかなり大事です。

(加入している保険にもよると思いますが、私の場合は必要でした。)

 

領収書というのは『病院』と『薬局』のものです。

 

領収書を確認することで、

「本当に療養しているか」

「医師の指示に従っているか」

などをみるようです。

 

私の場合は、このことを知らず、最初のうちは領収書を捨てていました…

 

申請書を書くタイミングで領収書が必要なことを知り、慌てて病院と薬局に電話して再発行してもらえないかを相談をしました。

(こういうのはかなりメンタルに悪いと感じています…)

 

保険にもよりますが、領収書はとっておいて損はないと思いますので、とっておくようにしましょう。

 

1年半を超えると受けられない

次は傷病手当は1年半を超えると受けられないということです。

 

1年半のうちに復帰したとして、再度その期間内に同じ(もしくは関連の)病気やけがで休職した場合は支給が受けられます。

 

しかし、1年半を超えた場合は支給がありません。

 

つまり復職している期間(復帰して働いている期間)も1年半の期間内としてカウントされます。

(これはきつい…)

 

ですので、復職して再度休職してしまった場合は、期間を確認しましょう。

(ケースによる場合もあるようですので、加入している保険に相談するのも忘れずにした方がよさそうです)

 

まとめ

今回は傷病手当金について解説しました。

 

私自身、傷病手当を申請したのは人生で初めてでしたので、書類を準備するのにかなり苦戦しました…

 

またなんといっても入金するまでの不安がきつかったです…

 

しかし入金されることがわかったとき、すごく気持ちが楽になりました。

 

やはりお金って大事だなと思いました…

 

ですので、みなさんも

 

「いずれ振り込まれるからいっか」

 

と思って、考えすぎずに気楽に待ちましょう!

 

 

こちらの記事には休職後のお金の管理、節約方法を書きました。

「節約にいい方法はないかな」

と思っている人はぜひ読んでみてください!

👇

meganeriman.com

 

 

また、個人的には傷病手当だけではなかなか生活が厳しく…貯金を切り崩しながら生活しています。

 

「傷病手当だけだと心もとない…」

というのが本音です。

 

そこで、もし

「まだ休職していない」

「まだなんとかメンタル保ってる…」

 

という人は『就業不能保険』に入ることをおすすめします。

(入っていればよかったと後悔しています…)

 

興味がある人はぜひ保険を相談してみてください!

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精神疾患についても適応する保険が出てきていますので、入っているだけで安心感が違うと思います。

 

今回の記事が少しでも参考になればうれしいです!